「病院選びの目線」 |
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他院のトラブル症例を診察していると、最近はかなりずさんな手術結果によるものを目にする機会が多くなった。 ほとんどが、知名度の高いクリニックによるトラブル症例である。
何度も繰り返して警告していることだが、きちんと医師が自ら診察するクリニックを選ぶことである。 「20の安心」だの「オール男性スタッフ」だの、内容にまったく意味のない宣伝文句に惑わされないことである。 女性だって婦人科系の悩みの患者は、医師にすら診察で症状を述べるのに抵抗あるケースが多々あるものである。しかし、どこに「オール女性スタッフ」などと謳った婦人科クリニックがあるだろう。たまたま、全員が女性スタッフということはあるであろうが。
包茎手術は靴のかかと直しではないので、手術前の医師が診察をするのは当たり前である。内科であれ、外科であれ、どこか最寄りの病院なり診療所なりで、医師以外のカウンセラーが出てくるところがあるであろうか考えてみてもらいたい。百歩譲って、最初はいかにも人当たりのよさそうなカウンセラーなるものが話をしたとしても、最終的には医師が診察をし、患者の色々な質問にも医師が直接答えるのでなければ意味がない。
あと「12の安心」などといった、低俗な広告代理店の考えたのが見え見えの営業文句にも惑わされないことである。アフターケアーなど、医療機関であれば当たり前の話であり、日々、癌の手術等で命にかかわる大手術を行っている大学病院なりで、どこか一件でも「12の安心」などと掲げた病院をご覧になったことがあるだろうか?手術をお願いするときに、そのような文句のあるクリニックを探すだろうか?
医療機関である以上、アフターケアーは当たり前の話である。何も表記していないクリニックも「50の安心」と書いてあるクリニックもアフターケアーは当然に含むものである。ただ、手術の技術がお粗末なのは、患者にとってはトラブルであるが、それがたとえば、縫合部の傷跡のようなものである場合は、アフターケアーには含まれない。自分の技術以上のことはできる訳がないのであり、いわば当然の帰結である。
ということは、術後の仕上がりに無頓着なのであれば、どこのクリニックでもほとんど問題はないということである。(執刀する医師が術前にキチンと診察するかどうかという基準だけは、その場合でも維持した方がよい。)他方で、術後の仕上がりにこだわりたいのであれば、医師を選択の基準にして、この医師なら信頼できると思えるクリニックを選ぶことである。後は、実際にカウンセリングを受けることである。カウンセリングを受けて、なお不安が残るなら、他のクリニックを当たればよい。
卓越した手術により、コンプレックスが自信に変わりうる喜びを実感してもらいたい。 |
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